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【朋猫ハウス】近況報告

少しずつ春の訪れを感じる3月上旬。久しぶりに朋猫ハウスの見学に行ってきました。


2度のクラウドファンディング目標達成のお陰で、2棟目を建てる事の出来たこの施設は、現在猫ちゃん達を幸せに繋げるための活動にしっかりと利用されています。


入口から中を覗くと、スッキリと並べられたケージと、その周りで猫ちゃん達がのんびり過ごしている様子が見えました。



この日、この施設を利用している方たちと初めてお会いしたのですが、毎日朝晩と時間の許される限りここへ通っていて猫ちゃんたちのお世話をしているそうです。


2棟目のお部屋にはオス猫が主にいて、このお部屋のみ、お名前と年齢を聞いたので紹介したいと思います。


まずは仔猫のつぶあん君・生後3か月


兄弟のこしあん君・生後3か月

全く同じ黒猫ちゃんですが、つぶあん君の足の先っちょが白いのが見分ける目安です。



そしてあんこ兄弟のお母さんで、和菓子に因んだもみじまんじゅうこと

もみじちゃん。


このもみじお母さんは保護当時、グローブが必要な程の凶暴猫さんだったそうですが、一週間で素手で触らせてくれる様になったそうです。


次は同じく黒猫で、全然顔が映っていませんが…

ゴロ君・4歳


ゴロ君は里親さんが決定していて、里親さんのご好意で実費で去勢手術をした後譲渡されるそうです。


キジ猫のチビ君・もうすぐ2歳(上)


同じくキジ猫のきなこ君・もうすぐ2歳


2匹とも、新玉旅館玄関横に引っ越してきたまる君によく似ていると思ったら、やはりまる君と兄弟なのだそうです。


そしてここで新たな事実を知ったのですが、まる君とアリスちゃんは血の繋がった姉弟らしく、しかもアリスちゃんは4歳という事がわかりました。まるくんは2歳。歳の離れた姉弟でした。


続いて黒猫のマグロ君・もうすぐ2歳

落ち着いていて貫禄があります。


白黒ハチワレのハチ君・4歳



キジ猫のおもち君・もうすぐ2歳

新玉旅館にもおもち君がいますが、ここのおもち君はキジ猫ちゃんです。


同じくキジ猫のウニ君・1歳

みんなイケメンですね~



そして困った顔をしたキジ白のマロン君・6歳


マロン君、顔は困っていて弱そうに見えるものの、実は強い一面を見せてくるそうです。


なかなか見分けの付きにくい黒猫ちゃんやキジ猫ちゃんが多い中、どの子の事も性格や特徴をしっかり把握されていて、保護当時は触れなかった子も段階を踏んで接していく内に心を許してくれたり、中には手術後は地域に返す子もいるようですが、仔猫を始め懐いている子は出来るだけ里親さんに繋げられるよう、沢山の愛情を注いであげているようで、どの猫ちゃんも人馴れしていて怖がらず人懐っこい子が多い印象がありました。



そして最初に建てられた1棟目のお部屋に移動しました。こちらはメス猫ちゃん専用となっていて、時間が無くて名前は聞けませんでしたが、キジ猫パラダイスでした。みんな人懐っこく遊んで欲しそうに集まってきて、人間大好きな印象です。



猫同士も仲良しで、プチ猫団子も形成されていました。譲渡会のお申し込みがあった際は、是非このお部屋にもご案内して、人懐っこい猫ちゃん達と戯れて欲しいです。どちらの棟も健康管理とエイズ白血病検査(みんな陰性)等メディカルチェックは済ませていて、とても健康的で元気な子ばかりです。




現在、三毛猫の仔猫を希望されている方がいるので数馬さんに相談したら、三毛猫に近い感じの子がいるよと写真を見せて貰うと、どうもキジ猫にしか見えなくて、実際に見たら三毛猫かも知れないと思ったけど、確かに茶色い模様が強いですが、やっぱりどう見てもキジ猫でした(笑)でもとっても可愛い生後約3ヶ月半~4ヶ月の仔猫、シオちゃんです。この子だけ名前を覚えました。




ホクロの位置が違うけど、以前譲渡されたアンちゃんにそっくりなハチワレちゃんもいました。


みんな美猫さんばかりです。

施設内で交代でお世話をするメンバーさんはまだ他にもいて、弟の数馬さん監修の元、その仲間達と施設の管理をしていて、更にまだ正式には発表していませんが、新玉旅館を通して朋猫ハウスや今後計画が進められているクウハウスについて、直接お話出来る機会があり賛同頂けた方が支援会員さんになってくれたりと、その会員費で施設の運営の一部を賄う事も出来て

いるそうです。



そして、さぶたまパレットさんを始め、別府市で地域猫活動のボランティアをされているメンバーの方たちで協力し合い、里親さん探しにも力を入れられています。こうして各々の出来る形で連携がしっかりと取れているお陰で、2棟目が建ってからは既に12匹の猫ちゃんが譲渡されたそうです。


昨年、1棟目の施設で一時的に過ごしていて新玉旅館に引っ越してきたスノーちゃん、オトちゃん、マルくん、フク君、アンちゃん、ランちゃん、サワちゃんも、朋猫ハウス出身で譲渡が決まった子たちなので、この場所から幸せに繋げられる活動はしっかりと結果を出しており、施設の利用価値はどんどん高まってきてるのではないでしょうか。


そして一筋縄ではいかないですが、目標の一つである手術実現に向けて、愛護センターや市役所環境課等、行政との協議も連動して行っています。




思い起こせば1年前の今頃は、まさにクラウドファンディング第2弾の真っ最中で、2棟目建設に向けて支援の呼び掛けを発信している時期でした。


第1弾のクラファンから1年経ってのプロジェクトで、それまでに様々なトラブルが重なり計画通り進まなかったため、2度目のクラファンでは厳しい言葉を投げかけられたりと空気感が全く違っていて、結果を出せないもどかしさや先の見えない不安で、胸が押し潰されそうな気持ちだったのを思い出します。



そんな苦しい感情を女将さんにぶつけた事もありましたが、女将さんは決して突き放す事無く受け止めてくれて、今すぐ結果を出せなくても、猫の為に頑張っている姿を信じて応援してくれている人も沢山いるから、ネガティブな事ばかりに目を向けるのではなく、今自分が出来る限りの事をやっているなら落ち込まずに堂々としていて欲しいと、芯の通った言葉で励ましてくれて前向きな気持ちにさせてくれました。でも私なんかより、本当は女将さんや弟の数馬さんの方がもっと重圧に苦しんだと思います。




でも女将さんの言葉通り、全国の方から励ましの言葉と共に応援をして頂き、また、こうして新たなメンバーが加わり支えてくれている仲間たちと、確実に成長を遂げている施設の現状を見ることが出来て胸が熱くなる思いでした。


現在こうして、猫ちゃんの為にコツコツと努力を積み重ねていく仲間たちと朋猫ハウスの成長を、これからも応援して頂けたら嬉しく思います。


そしてこの子たちの里親さんも募集していますので、新玉旅館譲渡会のお申込みを頂ければ、お時間の許される限り朋猫ハウスにもご案内させて頂きます。



この施設が建っている土地には大きな桜の木があって、春には満開の桜が咲いて見事な美しさです。その日が来るのはもう間もなくで、またその頃に行って写真を撮れたらなと思います。



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