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執筆者の写真rika asai

APUの学生さんと保護した仔猫たち


いつも新玉旅館に定期的にお掃除のお手伝いに来てくれている、APU立命館アジア太平洋大学の学生さんは、大学で動物のボランティアサークルに所属していて、地域猫活動や保護猫活動も積極的に行っているようです。そんな学生さんからある日仔猫の相談を受けました。早速現場に行ってみると、比較的車の通りの多いある飲食店の駐車場に、まだ月齢の低い小さな仔猫がいました。




真夏の炎天下で栄養も水分も足りてないのか、茶トラの仔猫はガリガリに痩せていて元気もありません。近くには1ヶ月程早く産まれたと思われる仔猫もいました。よく見ると、辺りには成猫がオスメス混じって沢山います。しかもまだ他にも仔猫がいるようですが、この日は学生さん達と一緒に二匹を保護しました。それが現在のアズ君(茶トラ)とイマル君(キジ白)です。


当初は学生さん達で協力し合いお世話をしていく予定でしたが、茶トラのアズ君がかなり衰弱していたので、暫くの間女将さんが旅館で預かってくれる事になりました。



保護して暫くは元気がありませんでしたが、女将さんが病院通いやお薬を飲ませてくれたのと、また、仔猫たちの為にミルクや栄養価の高い仔猫用フードをご支援下さったお蔭で、今ではすっかり元気になりました。




この子達を保護した現地には、イマル君と同じくらいの月齢の子がまだいますが、何度か保護を試みましたが警戒心が強く捕まりません。

この場所には未不妊の成猫も沢山いた為、近所にいた餌やりさんには別府市のボランティア登録を勧めて、現在少しずつ成猫の避妊去勢を行っています。捕まらない仔猫もこのまま保護できない場合は、不妊手術をして地域猫として見守っていく方向になりそうです。


一方旅館で過ごしているアズ君とイマル君は、すっかり今の生活に慣れてきました。

そんなある日、一匹の新入り仔猫ちゃんがこの子達のいるお部屋にやって来ました。


ハッピーちゃん、女の子です。


中毛の白い毛に三毛のブチ模様が入った可愛い猫ちゃん。

月齢はアズ君と同じ位で、仔猫同士あっという間に仲良くなりました。


‥と思われましたが、少しだけお兄ちゃんのイマル君が、ある日ハッピーちゃんにマウンティングするようになってしまいました。仔猫は噛みつく加減がわからないため人間でも噛まれると痛いです。本来なら親猫が噛んで痛みをわからせますが、ここは仔猫ばかり。このままでは大けがに繋がりかねないので、女将さんの判断でイマル君は二階のデカい成猫ばかりがいる部屋へ送り込まれ、猫社会の厳しさを学ぶ事になりました。

にゃんたまチャンネルライブ配信より


仔猫部屋ではいままで一番大きかったですが、突然自分より何倍も大きな成猫がわらわらいる部屋に送り込まれビビるイマル君(一番奥のキジ白)


最初は心配でしたが、女将さんの判断が功を奏してか、今ではすっかり大人猫ちゃん達の中に溶け込み環境にも慣れたようで、仔猫特有の無邪気さを見せてくれています。


保護して約一か月半、あれからこの子達を保護した現地では、アズ君のお母さん猫やイマル君のお母さんと思われるメス猫も、無事に避妊手術が終わったそうです。







アズ君イマル君ハッピーちゃん共に、現在里親さんを募集しています。名前をタップすると詳細画面が表示され問い合わせ先に繋がります。

また、アズ君とハッピーちゃんのいる仔猫部屋とイマル君のいる成猫部屋では、YouTubeにてライブ配信していますので、是非元気に遊んでいる姿を覗いてみて下さい。


メインチャンネル

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新玉旅館では皆で協力し合いながら、こうして保護猫を里親さんに繋げる活動をしていますが、一方旅館内には譲渡が叶わない病気を抱えた猫ちゃん達も沢山います。そんな猫ちゃん達の為に、にゃんたまサポーターを募集しています。詳しくは下記リンク先をご覧ください。ご協力よろしくお願いします。

~80匹の譲渡が叶わない猫と暮らす旅館~


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