6月9日に2匹の仔猫、ひなちゃんつきちゃんが旅館前に遺棄されて10日以上経ちました。遺棄された時の記事はこちら【遺棄は犯罪!犯人は逮捕されました】
発見が早かったお陰で、この子達も今のところ健康面に深刻な問題もなく、日に日に元気になりスクスク成長しています。
新玉旅館は愛護センターにも今回の件を報告して、警察が今後何も対処しないようならセンター側からの指導が入るようです。こんな時は犯人に対して個人でやり取りするとトラブルの元になるので、然るべき機関を通して対処して貰う事が大切だと思いました。
まだまだポケットに入る程の小ささ。でも全然じっとしていなくて、今はいろんな事に興味を示し始めています。
階段デビュー。右往左往のつきちゃんは慎重派、どんどん登っていくひなちゃんは好奇心旺盛な性格のようです。
トモくんという猫ちゃんの存在
実はひなちゃんつきちゃんが保護された更に1ヶ月程前、新玉旅館からほど近い場所で、女将さんの弟さんが瀕死の状態の仔猫を発見しました。辺りは人気のない場所で、棄てられたのか母猫からはぐれたのかはわかりません。周辺には母猫や兄弟猫の気配もなく、ポツンと1匹…よく見ると目が潰れかなり酷い状態で衰弱していた為、このまま手当てしてあげなければ命が危ないと判断して保護したそうです。
ただ、この時旅館では容態の悪い猫ちゃんや看取りに入っている猫ちゃんもいて手が回らなかった為、仔猫は病院に受診した後、ボランティアのSさんが一時的に預かってくれる事になりました。
保護した翌日旅館に行くと、Sさんが前日預かった仔猫を連れて来ていました。
目が見えない事で不安なのか、前日の夜はずっと鳴き続けていたそうで、胸の上でSさんが一晩中抱きしめてあげていたそうです。
旅館では女将さんの膝の上で安心して寛ぐ仔猫。
この時点で生後約3ヶ月、キジ猫の男の子です。風邪の症状が酷く目が塞がっていて鼻も詰まっているので、何度か目薬や点鼻をしてミルクをシリンジで少しづつ飲ませていました。
生後3ヶ月と言えば、母猫からの免疫も切れる時期で風邪も引きやすくなります。更に母猫からはぐれてしまう事でカラスに襲われたり車に敷かれたり、そうやって命を落としてしまうのです。
偶然の発見で命が救われた仔猫、この子の名前を皆で考えて「トモくん」にしようという事になりました。朋猫ハウスのトモにもかかっています。
あれから1ヶ月、現在生後約4ヶ月になったトモくんは、やはり発見当時の状態が悪かった為に目はまだ完全に治っていませんが、病院通いを続けながら、左写真のように酷く充血していた瞬膜も今では少しづつ落ち着いて綺麗な目に戻りつつあります。
旅館で遺棄事件があったため今もSさんが預かってくれていて、先住猫ちゃん達もお世話してくれているそうです。とっても甘えん坊で元気いっぱい。
新玉旅館の玄関横のお部屋はまだ、つきちゃんとひなちゃんが幼すぎる為お腹の虫下しに強い薬を使えないので、ある程度体重が増えて完全に駆除ができたら、トモくんも一緒にライブ配信部屋でお披露目できればと予定しているようです。
舌をしまい忘れた可愛すぎる寝顔。
ここのところ里親さんが決まる猫ちゃんが続々旅館を卒業していたのに、また3匹増えてしまいましたが、頑張って里親さんを見つけてあげたいと思います。
生後約4か月、元気いっぱいなキジ猫の男の子、トモくんをよろしくお願いします。
名前をタップするとプロフィール画面に移ります。
譲渡会は新玉旅館にて、毎週日曜日の12時から16時30分まで行っています。
お申し込みはこちらからTELまたはメールで
皆様のご参加お待ちしています。
Comentarios