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新玉旅館の激動の2ヵ月間

今年の2月から3月にかけて、別府市大分市のボランティアを中心とした猫ハウスの建設に向けて、新玉旅館の女将さんが地域猫ボランティアを代表として立ち上げてくれたクラウドファンディング。このプロジェクトを成し遂げた喜びも冷めやらぬ内に、4月の初め、遺棄されていたという仔猫が4匹持ち込まれ、その後立て続けに3度も旅館敷地内に仔猫が遺棄されるという事態が起こってしまいました。


普段旅館で暮らしている約80匹の猫ちゃん達のお世話をしながら、突然産まれて間もない仔猫のお世話が加わり、宿泊のお客様の対応もこなし、女将さんは寝る暇も、まともに食事する暇もない位目まぐるしい毎日でした。あれから間もなく2ヵ月が経とうとしていて、少しずつ落ち着きを取り戻した新玉旅館。改めて成長していく仔猫たちの現在を写真に納めてきました。


まずは一番初めに、遺棄されていたと持ち込まれた4匹の仔猫たちです。


このこはカフェ君。男の子。生後2ヶ月半になりました。おしゃまさんで、ボクもう赤ちゃんじゃありませんとミルクを拒否するそうです(笑)カフェちゃんは後に紹介するヤマト君と一緒に里親さんが決まりました。



この子はラテちゃん、女の子。一番健康的で大きく成長していて、早くから目もパッチリ開いていました。




リーちゃん。女の子。最初右目が殆ど潰れているような状態でしたが、ここまで綺麗になりました。一部癒着している瞬膜は、手術で切開したら綺麗に治ると獣医師さんに言われたそうです。ラテちゃんとリーちゃんも、姉妹で里親さんが決まりました。目が悪いにも関わらず受け入れて下さり、毎週のように会いに来て下さいます。


※もう一匹、チョッチョという黒猫の女の子がいました。チョッチョは棄てられていた時にビニールでぐるぐる巻きにされて酸素が取り込めない酷い状態だったらしく、獣医師さんから1週間持たないと言われていました。一時は回復してこのまま元気になるのではと思っていましたが、体重は一向に増えず、原因は腸に腫瘍が出来ていたらしく、栄養が全てその腫瘍に取込まれていたそうです。それでも1か月半近く女将さんに愛情を注がれ、最期は眠るように天国に旅立ちました。


そして4月半ば、旅館敷地内にへその緒が付いた状態で遺棄されていた3匹の仔猫たち。


京君(きょう君)、男の子。生後2か月を過ぎました。この子は兄妹の中でも一回り位大きく、顔立ちもキリっとお兄ちゃんらしくなってきました。




香君(かお君)男の子。真っ黒ではなく、胸とお腹、背中にも所々白い毛が混じった子です。とっても人懐っこく、お膝が大好きな甘えん坊猫ちゃんです。黒猫の写真は撮るのが下手で、実際はもっと目がクルっとして可愛いです…汗

京君と香君も2匹一緒に里親さんが決まっていましたが、事情によりどちらか一匹を選ばれるそうです。


※京君、香君には黒猫のクロエちゃんという妹猫がいましたが、クロエちゃんも体が弱く、後に肺にリンパ腫ができていたらしく、残念ながら天国へ旅立ちました。


その後またも遺棄されていた2匹の仔猫。



この子はヤマト君、男の子。生後約2ヵ月~2ヵ月半程で、発見当時は猫風邪が酷く目がぐちゃぐちゃで毛もボロボロでした。今はすっかり元気になり、ヤンチャで部屋中を飛び回っています。


※一緒にいた同じくハチワレのゆめちゃんと名付けた女の子は、衰弱しきっていて下痢も酷く、回復しないまま間もなく天国へ旅立ちました。


ヤマト君は元気に回復して今はこんなに可愛く変身したけど、まだボロボロな状態の時に、この子が欲しいと言って下さる方がいて、毎週のようにご家族で旅館に足を運んで下さり見守ってくれていました。そしてヤマト君とカフェ君、2匹一緒に里親さんとして迎えてくれる事になりました。


ヤマト君たちが棄てられていた更に翌週、またもや旅館に仔猫が遺棄されていて、おそらく同一犯だと思われます。段ボールに書かれた筆跡が同じで、防犯カメラにもしっかりと棄てに来た様子が映っていたため、通報した警察に映像を提出して調査して貰っています。


この時棄てられていた2匹の猫を囲んで途方に暮れていると、偶然にも仔猫が欲しいと訪ねて来た方がミルクボランティアを引き受けて下さり、その後正式な里親さんになってくれる事に。この様な偶然では片づけられない奇跡的な出来事に、まるで何かに守られているような感覚さえありました。


ここまで本当に激動過ぎる2か月間でした。その間新玉旅館の猫ちゃん達の為のクラウドファンディングを有志の方が立ち上げて下さったり、仔猫の為にミルクや離乳食を全国の方が支援して下さったり、素晴らしい里親さんたちにも沢山恵まれ、数えきれない程の様々な人たちが様々な形で助けて下さり、一つの大きな山を乗り越えられたような気持ちです。

お陰様で仔猫部屋は、スクスク元気に育った子達で毎日賑やかでハチャメチャで、YouTubeのライブ配信はいつまで視てても飽きない可愛いさで溢れかえっています。この子達が譲渡されると、一気に寂しくなりますね。

悲しい事もあったけど、亡くなった仔猫たちの分まで、この子達には幸せになって欲しいと思います。


こうして沢山の方達のご支援と助けにより頑張れた女将さん。でも助けてくれたのは人だけではありません。

メル

ポニョ



おもち君


今いる仔猫たちは、母猫の愛情を受けずに棄てられていました。

そんな仔猫たちにこの子たちが毛繕いをしてあげたり、排せつを促してあげたり、一緒に遊びながら猫社会を教えたりしていました。

メルもポニョもおもち君も、産まれたばかりの頃は母猫のおっぱいを吸い、母猫に愛情を注がれ育ちました。その愛情を今度は仔猫に注ぎ、お母さん代わりをしている女将さんと一緒になって子育てしてくれたのです。


メルもポニョもまだ仔猫で、おもち君も1歳になったばかり。

仔猫が仔猫をお世話してくれるという、本当に純粋な猫の優しい世界を垣間見る事ができた尊い日々でした。








メルとポニョは沢山の里親希望者さんからお問合せを頂きましたが、この子達は少し免疫力が弱く里親募集は保留にしていました。これまでの希望者さんには、より相性の合う猫ちゃんに決めて頂きましたが、ヤンチャな仔猫たちにも鍛えられ少しずつ体力もつき、体重も順調に増えてきました。仔猫たちの里親さんもほぼ決まり、今度はメルとポニョの里親さんを改めて募集し直そうという事になりました。おもち君は現在保留中です。



メル、茶トラ、オス。生後7か月

まだまだあどけなく、それでいて男の子なのに母性があり、子育てもできる優しい子です。

人馴れしていて遊ぶのが大好きな子です。




ポニョ、クリーム系茶トラ、オス、生後7か月

メルより少し控え目ですが、この子も子育て上手な優しい子です。

この時間、眠くて仕方ないのか、あまり起きている写真が撮れませんでしたが、目がクルっとしててあどけない表情が可愛いです。


保護して3ヵ月、今では新玉旅館にとって、なくてはならない存在になったこの子達。

この子達がいなかったら、乗り越えられなかった位助けられたと女将さんが言ってました。

健気に子育てする姿が愛おしくてたまらない、手放したくない程可愛いと。

だからこそ、この子達にも幸せになって欲しいと強く願っていました。


改めて、メルとポニョ、兄弟一緒にお迎えして下さる方を募集しています。

名前をタップすると詳細画面と申し込みフォームに辿れます。我が子の様に、大切に大切に愛情を注いでくださる方からのお問合せをお待ちしています。

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