朋猫ハウスにいる仔猫ちゃんたちの続報です。この度この子たちの名前がやっと決まりました。
黒猫兄弟なので見分けが付きにくいですが、胸からお腹にかけて白い毛のある子がチック君
全体的に黒いのがタック君です
この子たちのお母さんは黒猫のもみじちゃん。
チップ君たちを産んで外で暮らしていたのは真冬の寒い時期でした。親子で保護をする時も難航したようで、もみじお母さんは威嚇と抵抗を繰り返し、かなり凶暴化していてグローブが無ければ触る事すらできなかったと聞いています。
きっとお腹に宿した子供を必死に守るためだったのでしょう。妊娠しているメス猫は警戒心もかなり強くなります。そんなお母さんの姿を見て、チップ君とデール君はより一層人間に対して恐怖心が抜けないのだと推測されます。
小さな身体で立て続けに、妊娠、出産、授乳を繰り返していたもみじお母さん。
チック君たちを産んだ後は刺激を与えないよう、ケージに毛布を覆い、子育てに専念して貰いました。そのタイミングでYさんがチップ君とデール君を家猫修行も兼ねて預かってくれた経緯があります。
もみじお母さんはしっかりと子育てをしていて、チック君とタック君は現在生後2か月を迎えスクスクと成長しています。
チップ君たちと違って怖い思いをしていない分警戒心0で天真爛漫です。日に日に活発になりお部屋中を無邪気に駆け回って遊んでいました。
同室のお兄ちゃん猫たちが遊んでくれたりグルーミングをしてくれたりと、面倒見の良いとっても優しい子たちばかりで安心です。
出産を終えて、大変な時期を乗り越えたもみじお母さんも、以前と比べて顔つきが随分穏やかになったように思えます。まだ授乳もしていると思いますが、様子を見ながら体力が回復するのを待って、その後避妊手術をする予定です。
沢山あそんだチック君とタック君は、急にコテッと眠りにつきました。
一方、チップ君とデール君は一時体調を崩して高熱を出した為、大事をとって入院していましたが、少しずつ回復に向かい、今は新玉旅館で療養しています。預かりを交代してくれたRさんに迷惑はかけられないと、女将さんの配慮で旅館にて様子を見ていますが、元気になったらまたRさん宅で家猫修行を再開させる予定です。
人間が怖いのに、点滴や注射や目薬や飲み薬と沢山痛い思いをしてしまい、また心の距離が離れてしまいましたが、全て小さな命を守るための愛情の一つです。
病院の先生やスタッフさん、Yさん、Rさん、そして女将さんと、皆で連携しながらチップ君デール君を守ってくれています。
未だに心を閉ざしている状況ですが、いつか仲間たちの愛情がこの子たちに伝わり、心を開いて甘えてくれる日がくればと願っています。
名前をタップすると詳細画面に移ります。
また、譲渡会は毎週日曜日の12時~16時30分まで行っています。会場は新玉旅館の他に、ご希望の方には朋猫ハウスにもご案内いたしますのでお気軽にお申込み下さい。
お問い合わせお待ちしています。
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