譲渡会が行われる日は、譲渡会場として提供されているお部屋に入る前の長い廊下の途中左側に、ガラス張りになった新玉旅館の猫ちゃん達をガラス越しに見る事はできますが、基本的には一階のいくつかに分かれたお部屋で、里親さんを探している仔猫ちゃん達しか傍で見る事はできません。それだけでも充分癒されるし満足なのです。
ところが10月27日の譲渡会では、お泊りのお客様しかお目にかかる事ができない沢山の猫ちゃんたちに逢わせてもらう事が出来たのです。
それも、里親を希望してご来場された方のお蔭で、一緒に見させて貰える事になりました。
そう、あのメディアや雑誌などでも有名な看板猫、ミルクちゃんのマッサージを生で見る事が出来たのです。なんというキリっとしたお顔。青い瞳にシャム系の毛並。
メディア慣れしているようで、カメラのシャッター音で仕事のスイッチが入るそうです。
仕事に入る前に水分補給をして
いざ!
・・・。
背中では気分が乗らないようです。
仰向けになってお腹に乗って貰いましょう。
すると!始まりました。ミルクちゃんのマッサージが!ふみふみが!
真剣な顔つき。職人の顔です。
匠の顔です。
ミルクちゃんには、マッサージ猫として修業中のイロハちゃんという弟子がいます。
ミルク師匠の傍でおもちゃで遊んで貰っている弟子のイロハちゃん。
ミルク師匠の傍で大はしゃぎの弟子のイロハちゃん。修行中の身です。(笑)
そしてここで気付きました。マッサージして貰うなら断然仰向けがいいです。
何故なら・・・
右を向けば猫ちゃん
左を向けば猫ちゃん
見上げれば猫ちゃん
何ですかこのパラダイスは!!!
部屋にいる猫ちゃん同士もみんな穏やかで仲良し。
そりゃあテレビや雑誌の取材が殺到するはずです。
どんなに遠方からでも絶対お泊りに来る価値ありです。
一時は旅館を畳もうかと考えていた事もあった女将さん、このミルクちゃんのマッサージのお蔭で人気が出て、旅館を営業しながら保護猫活動を続ける事が出来るようになったそうです。
ミルクちゃんありがとう。沢山マッサージされたボランティアさん、きっと胃腸の調子は絶好調になっていると思いますよ。
匠の顔から、乙女の表情になるミルクちゃん。
毎回思うのが、猫ちゃん達は毛艶もよく健康的で、お部屋はどこもかしこも清潔そのものです。
猫ちゃん達の健康管理に徹底的に気を配り、そして宿泊客の為に衛生面でも隅々まで気を配っているからこそ築き上げる事のできる空間だと思いました。
一日も気を抜かずこの環境を保つために、どれだけのコストがかかってるのだろう、どんなに人気のある旅館でも、その売り上げ以上の経費がかかっているだろうなと感じました。
更にその上、地域の猫ちゃんの為の保護活動までもしているのですから。
新玉旅館の猫ちゃん達は、みんな保護された猫ちゃんばかりです。
もうどんなに手があっても足りないと思います。猫の手も借りたい!と思った時に、ミルクちゃんが一肌脱いでくれたのです。
( ˘ω˘)スヤァ
しっかりと一仕事終えて休憩するミルクちゃん。
夢のような時間でした。
本当に貴重な体験をさせて貰い、ありがとうございました。
次回は、新玉旅館のモノトーンのお部屋の「お膝猫ちゃんお貸しします編」の記事をお送りします。
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