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ダル君の去勢と偶然が重なった仔猫の保護

アズイマル君を保護した現場の地域猫活動は、まだまだ難航しています。

申請していた手術の期限が近付いていた為、6月最後の週は頻繁に様子を見に行っていましたが、この日はなんと、絶対に捕まらないメス猫メグちゃんが車の下に・・


捕獲に通い続けていた頃、私の顔を見るなり遥か彼方へ逃げ去っていき、気配すらも感じないお手上げな状態だったのに。この日はすぐ傍でまったりとしていたのです。


近くにまたたびの粉を撒いてみると、なんともっと近くまで寄ってきました。

あんなに遠い存在だったメグちゃんが、こんな目の前にいる事が夢のようです。

エサやりさんが何か月もかけて、少しづつ少しづつ慣らしてくれたのだと思うと、本当に頑張ってくれたんだと感動すら覚えました。


でもここで私が焦ってはいけない。この日はエサやりさんも仕事でいない為、こんなに目の前にメグちゃんがいても、手を伸ばせば届きそうな位置にいても、せっかくここまでエサやりさんが慣らしてくれたのだから、一人の判断で無理なことをしてはいけないと思いました。そんな事を考えていると、目の前に猫さんが横切り・・

な、な、なんと!ダル君ではないですか!!

この間捕獲に失敗して、それ以来姿を見せなくなっていたダル君です。

これはチャンスと思い、捕獲機の中に猫缶を仕込み、またたびの粉を撒いて誘導。

捕獲機は踏み板を仕掛けず扉は手で支えていました。大きな音を立てたらメグちゃんがまた警戒してしまうので慎重に、ダメ元位の気持ちで臨む事に。

ダル君はフードよりもまたたびにつられて、捕獲機の中へくねくねスリスリしながら入っていきました。そして尻尾まで入ったのを確認して静かに扉を閉じ・・

ダル君捕獲成功。全然暴れもせず、大人しくしています。

もう何度も捕獲はしてきたけど、この瞬間は毎回心臓がドキドキして手が震えます。

助成金の申請期限は6月30日。なんとかダル君はギリギリ間に合いましたが、メグちゃんは再申請する事にしました。


7月に入り、ここへきて新たな問題が・・

なんと仔猫がこの現場に急に現れたのです。棄てられたのか迷い込んできたのか、母猫が育てている様子は無く、メグちゃんの子供でもないだろうという事です。

見た感じ生後2か月前後位のキジ猫、といってもアメショ柄のような珍しい毛色です。

健康状態も良い印象で、目も綺麗でした。最初は警戒して隠れていたのが、おもちゃを出すと無邪気に遊び始めました。

エサやりさんにご飯は貰っているので、成長したらこの子も手術して地域猫として見守ろうという話もしましたが、母猫の免疫が切れる時期でもあり、このままだとまた風邪を引いたりと病気してしまう可能性があります。

去年の夏、この場所でガリガリに痩せてグッタリしていたアズ君を思い出しました。


新玉に行った時に女将さんと弟さんにこの写真を見せて話をしたら、なんと!ちょうど生後3か月位までのメスのキジ猫を希望している人がいるらしく、その希望者さんと知り合いのボランティアさんに連絡を取ってくれました。


そのボランティアさんは熱心に地域猫活動をされていて、里親探しにも力を入れている方です。ボランティアさんが早速仔猫を希望している方に写真を送ってくれると、是非この子を引き取りたいという嬉しい返事を頂き、希望者さんが引き取りにくるまで、ボランティアさんが預かってくれるとまで言ってくれました。


思ってもみなかった展開で、嬉しくてその日の新玉の帰りに少しだけ様子見に現場に寄ると、仔猫が元気に姿を現しました。日に日に警戒心も取れて、明日か明後日辺りに保護しに来ようと考えていると、一人の女性が大きなキャットフードを抱えて車から降りてきました。


この日初めて会った女性でしたが、ボランティアのKさん繋がりで存在は知っていたAさんでした。家庭の事情であまり活動ができなくなったそうですが、昨年度の予算が無くなった時に、メグちゃんの事を実費を出すから手術に連れて行って欲しいと言ってくれた方です。


そしてこの仔猫の経緯を話すと、今保護して病院連れて行きましょう!私も一緒に行きます。もし今夜預かる場所がないなら、病院で預かって貰えるように頼んで私が宿泊費を払います。とまで言ってくれたのです。

Aさんに背中を押され、またまた急な展開で保護を開始。メグちゃん捕獲用に設置していた檻に仔猫を誘導したらすんなり入りました。


そしてそのまま、一緒に近くの病院に直行する事に。

体重は1.1㎏、生後約2か月程のメス猫で、寄生虫駆除と爪切り、そしてエイズ白血病検査を行いました。保護してすぐの検査ではあるものの、結果は陰性で一安心。

新玉に連絡をすると、突然の保護と土曜日の忙しい時間帯にも関わらず私の自宅まで弟さんがお迎えに来てくれました。

弟さんはケージの準備と、女将さんはつきちゃんひなちゃんの仔猫用フードを分けてくれて持たせてくれたそうです。


そしてボランティアさんの自宅に着いてから、弟さんを通して仔猫の様子が早速送られてきました。

ご飯をモリモリ食べて

ボランティアさんに甘えていて安心しています。動画がアップできなかったので静止画ですが、ボランティアさんの優しい語りかけに私まで癒されました。

ボランティアさん、ありがとうございます!

Aさんにもその後の様子をお礼を兼ねてメールしたら安心してくれました。


普段は一緒に活動する事はなくても、こうやってそれぞれが力を合わせて、一つの小さな命を幸せに導くことができた事に感謝の気持ちでいっぱいです。


写真を見せて、その日の内に里親さんが決まり保護に至るなんて、今までで最短な出来事でした。偶然の出来事や出会いが重なり、この子の為に全力で助けてくれる方々で命のリレーをしたような気持ちです。


翌日エサやりさんに電話で事の経緯を話すと、少し寂しそうではあるもののちゃんと納得してくれました。こうして、猫の為に惜しみなく協力してくれてる方たちの事をしっかりと伝えて、エサやりさんにももっと命の重さや尊さが伝わればと思います。


そして大きな課題である、メグちゃんの捕獲に向けて頑張ります!




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